産声をどこに忘れてきたのか。
先日より、RSウイルスによる気管支炎にて入院しております。
だいぶ落ち着いて、あそぶ余裕も出てきたものの、ゼロゼロは続いていて、退院はいつのことやら。
今週末は、運動会だったのに。仕方ない。
イベントいくつもキャンセルして、病院の天井を眺めていると、奥の部屋から新生児の泣き声。
そうだった。
ここ、産科と隣り合わせの小児科病棟だった。
新生児の泣き声に、懐かしさを感じると共にこうきの泣き声をほとんど聞くことなく、1歳になってしまったことを、寂しく感じた。
こうき、産声をどこに置き忘れてきたの?
大きな声で泣くあなたを、だっこしてあやしたかったのに、あなたはいつも、静かに寝ていたね。
ミルクを欲しがって泣くこともなく、ねぐずりもなく、オムツが濡れていやがることもなく、いつの間にかオムツのなかにうんちしていて…。よく気づくのに、遅くなって、かぶれてたね。
手をとらないでいることは、楽なのかもしれないけど、どこか寂しさがね。
お兄ちゃん、お姉ちゃんは、いつか結婚して、子供が生まれるだろうから
その時は、一緒にたくさん抱っこしてあやしてあげようね。
生まれてきて泣くことができる強さを、こうきにもあげたかったな。
こうやって、入院していると、弱い体に産んでしまったことを申し訳なく感じるよ。
ごめんね。