こうくんままのブログ

平成27年8月生まれの次男、こうくんはダウン症。房室中隔欠損症のオペを乗り越え、私達家族を笑顔にしてくれます。あれこれ悩み、立ち止まりつつ、でもにぎやかな我が家の事を書いていきたいです。

告知から、一歩前へ

あの日

夫婦で、お互い「大丈夫?」と声を掛け合いながら待合室で時間を過ごしました。


医師からの告知の瞬間と言うのは、意外とあっけないものでした。


いつもの診察のあと こうくんの服を整えるのを、私がしていましたが、この日だけは違いました。


看護師さんが「お母さん、私がしますから、先生のお話を。」と変わってくれました。


心の中で

「あ、やっぱりだったか」と悟らざるを得ませんでした。


医師から画像を提示され、「21番目が3つ。21トリソミーです。」と。


小児科医と言うのは、親御さんを前に、こうやって細心の配慮をしながら慎重に言葉を選び、そして告知する。


私はこの時、告知されるより、告知をする方の先生方の気持ちはどんなんだろう?と、そんなことを考えていました。


告知されたあとは、不思議なことに、主人も私もスッキリとした気持ちでした。よくわかりませんが、モヤモヤとしたものが、クリアに見えたことで、スッキリした感じです。

涙は出ませんでした。




帰り道 立ち寄ったショッピングモールで、

こうくんを抱き上げたとき「あー。あったかい。このまま、あったかいままでいてね。」と思ったのを覚えています。

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