こうくんままのブログ

平成27年8月生まれの次男、こうくんはダウン症。房室中隔欠損症のオペを乗り越え、私達家族を笑顔にしてくれます。あれこれ悩み、立ち止まりつつ、でもにぎやかな我が家の事を書いていきたいです。

避難所へ行けない子どもたちと親御さん。

本震から3日ほどたった頃、別の親戚家族が実家にお風呂を借りに車で2時間ほどかけて、やって来たことがありました。


そこの親戚も避難所へ行かず車中泊をしていました。水が出ず、お風呂に入られないとのことで、実家に来たのですが、車中泊にはもうひとつ理由がありました。


小学生のお子さん二人は自閉症。

実家にやって来てからも、家中に響く大きな声で叫びながら訴え、環境の違いに戸惑う様子がみられました。

その後、なんとか落ち着き、食事、お風呂と過ごして帰っていきました。


その子のお母さんと、避難所のことを少し話したりしました。


避難所は、一人じゃない安心感はあります。しかし、テレビで見てご存じのかたも多いかと思いますが、どこも、天井が高いため声がとても響きます。そして、地震の時は、地震を知らせるアラームも、あちこちから聞こえてきます。


人の話し声や、赤ちゃんの泣き声、ラジオの音、テレビの音、寝ている人のいびき、


夜も音はなくなりません。


ただそこで過ごすだけでも、ものすごく刺激がたくさんあります。スペシャルニーズのあるお子さんにとって、その親御さんにとっても過酷な場所です。


避難所にいかなければ、物資は受け取れません。そして、何時間も並ばなければ、水ももらえません。


まだまだ災害の時、避難所での理解度は低いとの話も聞かれました。



大きな声を出せば、周りからの視線が余計に刺激となります。



もっと、世間の理解が必要だと感じます。彼らのようなお子さんが、安心して過ごせる避難所を準備するべきだと思います。ただでさえ、地震でパニックなのに、家にはいられず、環境の違いに戸惑うばかり。


地震での災害はやむを得ません。でも、避難所のちょっとした工夫で改善策があるはずです。この先、同じ辛い思いをする親御さんやお子さんを出さないためにも。

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