体がふわふわしています
ずっと揺れているので、自分が揺れているのか、世間が揺れているのかわからなくなることがあります。
なので、ずっと体がふわふわしています。めまいにも似た感覚です。
人間の本能とは、まだ捨てたものではなく、だんだん耳が地震が来る直前の、低い地響きを聞き分けるようになりました。
とても低い音がします。
ゴゴゴ…。ズズン。とでも表現しましょうか。そんな感じです。
一番上の5歳の息子は、地震の度に家がきしむ音を「家が、みちっ!って言う‼いやだ!」と言います。夜になる度に、大きな揺れになるので、昼間は元気なんですが、夜は、金魚のふんのようについて回ります。
実家の父は、親戚に水を届ける準備におわれています。不眠でちょっと疲れた60代の背中。
近所の家々を見回すと、避難している実家の周りにも少しずつダメージが蓄積してきています。この風景が変わらないで欲しいと、願いながら過ごしています。
こうなったら、地震と人間との根比べのようなものです。アラームなる度に、メンタルがやられますけど、しがみつく子どもたちを抱き締めながら、負けてたまるかと!歯をくいしばってます。