かわいい、だからこそ…
ものすごく、ダウン症という染色体異常が憎々しいことがあります。
我が子の心臓に穴を明け、耳を聞こえづらくし、体を動きにくくし、そして何より、将来の可能性を変えてしまう。寿命までも、影響してしまう。
憎々しいです。
きっと、小児がんでも、脳梗塞でも脊髄損傷でも同じように思うでしょう。
けれど染色体異常なんて、神の領域。
唯一、相関関係が出ているのが、母親の年齢ってだけで、それ以外のことはわからないのが本当のところ。
異常が起きてから、分かるのが関の山。
それでも
我が子の将来を変えるこのダウン症という障がいが、
人生を良い方に変える
という、一縷の望みにかけて育てます。
かわいいからこそ…少しでも長く
この子と一緒にいたいのです。