先日の写真展(母の日の)
母の日のダウン症の母子の写真展を紹介した、NHK見ました。
アナウンサーの、コメントが浅かったのはさておき、写真家さんに「笑わないで、これまでのいろんなことを思い出したりして、出てきた感情を表現して」みたいなことを言われて、カメラに目を向けるお母さんが写し出される。
どのお母さんの目にも、表情にも、何か凛としたものを感じた。
一人として、ボーッとしてる人はいない。
もちろん、それを隠そうとしている表情でもない、
なにか、見つめるその先に、どこか、少しの不安と、その不安を打ち消すような母親の強さとが入り交じった…
同じ経験をしてきたからこそ、理解できるその眼差し。
あのときの私は、
強さなんて要らない、ダウン症の子どもを育てるなんて私には無理なんだと…
頭の中を何度も、繰り返し 繰り返し
絶対無理。
そればかりだった。
あれからもうすぐ2年になる。
私のなかにも、あのとき、欲しくなかった強さが出来てきているらしい…
欲しくて手に入れたわけではないけれど、
この子が私を強くしてくれたのだと思えるようになった。
ちょっと遅いけど、ダウン症の母にしてくれた息子にありがとうの母の日でした。