おめでとうって思えるまで
ふと、思い出した。
去年のこと。
生まれたときは、赤ちゃんが生まれてめでたいのに、「ダウン症かもしれない」と感じたその日から、出産のめでたさなんてゼロになってました。
「なにがおめでとうよ。ダウン症かもしれないのに、おめでたいわけない。」と思ってました。
やり場のない気持ち。
育てていける‼
やっぱりムリ!
かわいいのかさえわからないまま、ただ、この子に罪はない…と、その思いでひたすら世話を続けてきました。
この子の親になるまで、まだ、なりきれてはいないのかもしれないけど、時間が必要だったのは事実。
ただ、こうきが生まれて1歳になって、やっとおめでとうという気持ちが本当のものになってきました。
きっと、いくつもの命のリスクを乗り越えてきたからそう思えるのかもしれません。
今、まさに生まれた我が子がダウン症かもしれないと宣告されたママたち、パパたちへ
赤ちゃんに、おめでとう を。
出会えた奇跡と命の輝きにありがとうを。
どうか、あの日私がこうきに言ってあげれなかった、おめでとうを。
すべての子どもたちが輝く宝物。
大切な物って、気づくのに、時間がかかるけど、過ぎた時間はもう戻れないから。