こうくんままのブログ

平成27年8月生まれの次男、こうくんはダウン症。房室中隔欠損症のオペを乗り越え、私達家族を笑顔にしてくれます。あれこれ悩み、立ち止まりつつ、でもにぎやかな我が家の事を書いていきたいです。

1歳になりました。

先日、こうきが生まれて1年を迎えました。


あっという間でもあり、長くもあり…


たくさんの方が、このブログを訪れてくださり、素敵な出会いもありました。


私のブログの中で一番読まれているのは、やはり告知の時のこと。


今も日本のどこかで、不安な気持ちでブログを見つけては読み、また同じように他のブログへと読み渡っていく方がいる。


我が子はダウン症?と悩むママかもしれないし、パパかもしれない。

もしかしたら、おばあちゃんかもしれないしおじいちゃんかもしれない。


あの日の私と同じように、涙にくれる日々を送っている誰かに、もしも伝えることができるなら、伝えたい。



「待望の3人目は、男の子でした。上の子二人を育てた余裕から、心配していませんでした。妊娠中も目立ったことはなく普通分娩で授かりました。


最初の異変は母子同室で、母乳をあげようとしたとき、うまく飲めずひどくむせたこと。何かが違うと感じ不安にかられるようになり、ダウン症の可能性を自身で見つけたときには、後戻りの許されない道の上に立たされた感覚でした。


その日から、告知まで

ダウン症かもしれない、いや違う


頭の中でその繰り返し。主人も私も、精神を病む一歩手前のところまで追い詰められました。泣いても泣いても、涙は枯れませんでした。


ただ、淡々とこうきのお世話を続け、上の子たちには心配させまいと必死でした。


気持ちに整理がついたのは、医師からダウン症の告知を受けてからです。やっぱり…という気持ちと同時に、もう、やっていくしかないという開き直りの気持ちになりました。


何が不安だったのか、今思うと、それまでの家族の形が、崩れてしまうことが一番不安だったのだと思います。


これまでと違う生活になる…

入院が多くなる…

外出に、制限が出る…

お兄ちゃんたちにも我慢させることになる…


さまざまなことが、不安でした。


入院、手術もあり、たくさん我慢もありました。外出できない退屈な日々も過ごしました。


そして、そんな日々を積み重ねていくなかでひとつ気づいたこと。それは、家族の形がまた、新たに作られるということ。


ダウン症の赤ちゃんを我が家の家族に受け入れ、そこから家族それぞれが、家族の一員として成長し、1年経った今、まとまることができたのだと思います。


今では、こうきがきちんと家族の一員として我が家にいます。上の子もこれまでと変わりなく、一緒に過ごしています。


外出もしています。夏祭りや川遊びやショッピングにも、普通に出掛けます。


こうきの事を思いやり、一人一人感染症に気をつけたり手洗いをまめにしたり、たったそれだけのことだけど、誰かを思いやれる家族として生まれ変わった気がします。


1年たって、今、当たり前に楽しい日々を過ごせています。」




そうねー、私は幸せか?と聞かれたら、とびきり幸せでもないけど、不幸ではない日々を過ごしてますと答えるでしょうね。

普通です。普通にバカやって笑ってます。


ダウン症の赤ちゃんを迎え入れて、それから自分がどう生きていくか?それは、それぞれの受け止め方、そして、その家族によるのかもしれません。


支えてくれる家族、突き放す家族、色々だと思います。一概に、ダウン症の子を持つことは不幸なことではない!とは簡単に言い切れません。縁を切られたとしたら、それは良くない縁だったってことです。そんなもの、こっちからおさらばですよ(笑)




以前、ブログにも書きましたが、外出制限があったとき、引きこもり嫌で嫌で…でも、そのとき、引きこもりが楽しくなる家を建てようと決めました。

そして、今年中にはその家が出来上がります。やりたいことは、親としても我慢せずにやってます。


何が幸せで、何が不幸かなんてわからないけど、我が子がかわいいと思えるなら、それで十分だと思います。そこに行き着くまでが、辛いけどね。


1年前、手放したくて仕方なかったダウン症のこうきが、今では我が家の真ん中でにこにこ笑っています。


お兄ちゃんは、こうきがかわいくて仕方ないみたいで、保育園に、行く前は必ずほっぺをさわさわしながら、行ってくるからね✨って声をかけています。


こんな日々がくるなんて、あの日の私は知らなかった。

人生、二度と笑うことなんてないと思ってました(笑)アハ

何はともあれ、こうちゃん、おめでとう😃


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